善玉菌のチカラがアトピー改善に効く?噂の真相と原因をリサーチ!
強いかゆみや湿疹、かぶれなどにおそわれるアトピー性皮膚炎。
イメージとしては子供が罹りやすい病気だと思われていますが、大人の間でも発症することがあり、日本では約15〜20%の割合でこのアトピー性皮膚炎に罹っているといわれています。
また、一時的に症状が治まっても時間を置いて再発してしまう場合があるなど、一生付き合うことになりかねない病気として、今現在も多くの人が苦しんでいます。
そんなアトピー性皮膚炎の改善に善玉菌のチカラが効果的だというのは本当なのでしょうか?
アトピー性皮膚炎の原因とその改善方法!
アトピー性皮膚炎の原因は「体質的な要因」と「環境的な要因」に分けることができます。
体質的な要因
- アトピー素因を持っている
- 皮膚のバリア機能が低下している
環境的な要因
- アレルゲン(アレルギー症状の原因となる物質)による刺激
- アレルゲン以外の刺激
- 寝不足、過労、ストレスなど
人間の皮膚は、外からの刺激や雑菌などの外敵が体内に入り込まないように守るバリア機能を備えています。
このバリア機能が衰えてしまい、上に挙げたアレルゲンや刺激が侵入し、それに対する反応を起こした状態がアトピー性皮膚炎といわれています。
アトピー性皮膚炎とは、外敵から身体を守るための自己防衛反応が強く現れている状態のことを指すのですね。
メカニズムとしては春先に起こる花粉症と同じようなもの、と捉えていいかもしれません。
善玉菌のチカラがアトピー性皮膚炎に与える影響!
アレルギー反応に大きく関与する抗体の一つに、IgE抗体というものがあります。
乱暴な言い方をしてしまうとIgE抗体を生産しやすい状況はアレルギーがおこりやすい、といい換えてもいいかもしれません。
そして、善玉菌のチカラに配合されている乳酸菌、クレモリス菌FC株はそのIgE抗体の血中レベルを下げてくれる影響がある事が研究で分かっています。
それに伴い、アトピー性皮膚炎の症状を緩和する効果があると期待されているのです。
クレモリス菌FC株は医薬品ではないため必ず効果があると断言することはできませんが、アトピー性皮膚炎の症状に苦しんでいる人がいたら、1度摂取を試してみてもいいかもしれませんね。